1988年、ライヴ見たさに田舎から上京して、早36年。あっという間の人生でした。いや、人生はまだこれからですが、少なくとも、もう見たいアーティストはなくなりましたね。そういうアーティストは、もう現れない、いや、悲しいかな亡くなってしまったという意味あいもあり.....そんな中、見ることが叶わなかったシンガーのひとり、いや、その筆頭が彼女、ステファニーです。大大大ベテラン、と言ってもいまだ現役です。Youtubeでもときたまその映像をみることがありますが、あの独特のヴォーカルは健在で、本当にうれしかった。
さて本作は1984年のアルバムで、帯に“来日記念盤“とあるのは、時を同じくして彼女のルーツでもある「ザ・ウィズ」の主人公ドロシー役での再演の為のものだということで、純然たるシンガーとしての来日は、恐らく一度もなかったということになりますから、余計、果たせなかった思いはつのるというものです。肝心な中身の方はと言えば、プロデュースがあのGeorge DukeとルーファスのDavid”Hawk“Wolinskiということで、それまでとは少し趣を変え、エレクトリック・ ポップ調のナンバーが中心ですが、このあとアニタ・ベーカーを世に送り出すことになるMichael J. Powell作による「Everlasting Love」は、彼女の持ち味を充分惹き出した最高のバラードで、シングル・カットされていないこともあり、隠れた名曲とも言うぺき1曲ではないでしょうか。ともあれ、ネットでもなかなかお目にかからない希少盤ですから、期待は出来ませんが、ファンの方がもしおりましたら、ご検討いただければ幸いです。
35年以上前に中古屋で購入したものなので、ジャケットの汚れなど、経年劣化による損傷はありますが、盤質は多少の擦り傷がある程度で、良好の方だと思います。帯の破れ(破れと裏面欠損)、ライナーの折れなど、一応、中古盤としてご理解はお願い致します。
◉特別にプロモ盤12”アナログ「Time Of Your Life」をお付けします。
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