トプコンユニ（TOPCON UNI）は、東京光学（現：トプコン）が1964年に発売した、レンズシャッター形式のレンズ交換式一眼レフカメラです。本機は世界初のTTL-AE一眼レフカメラで、AEはシャッター速度優先方式です。レンズシャッターの一眼カメラは、開放の絞りが、指定の絞りに絞られ、シャッターが切れ、また絞りが開放になり、その時に同時にミラーも上下する大変複雑な構造の個性的カメラです。ビハインドシャッターと呼ばれています。標準レンズは，UV TOPCOR 53mm F2、名前のUVは、紫外線を除去するUVフィルターのコーティング効果のバルサム材をレンズ張り合わせ面に用いたことから命名です。この53mm標準レンズは4群6枚の平均的なガウス型ですが、廉価版のカメラのレンズなのに優秀です。開放値がf2で、マウント口径が狭いレンズシャッター機用のレンズであっても、無理な設計では無かったのでしょう。開放からシャープな画像を結び、中間諧調も思いの外滑らかかつ豊かに再現され、なかなか侮れない実力を持っている。鏡胴デザインは廉価版の質感で、距離目盛がヘリコイドリングに金属板のプリントでネジ止めされています。シャッターノブはカメラの前面側に配置され、ブレにくい操作性です。現品は、外観は大きな凹みや傷も無く、レンズも含めてまずまずキレイです。機能的にもシャッターは全速機能し、計測はしていませんが、速度の設定に応じ

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