〈説明文は全て独自で書いております。無断使用はご遠慮下さい。〉

★1979年重版発行。紙カバー付き。
★カバー＝表面に保管上のスレ有り。天地にやや
　　　　　ヨレ傷汚れ有り。見開きカバー内側に、
　　　　　カバーコートの剥がれ破れ有り。
　　　　　（画像参照）
　本体＝三方に強い経年ヤケ、シミ汚れ有り。
　　　　本文ページ内、経年ヤケ、紙面黄変、
　　　　紙面周辺部に経年ヤケ有り。
　　　　見返し下部にスレ有り。

　★★上記以外、本文内目立つシミ汚れ無く、製本は堅牢、ご愛読に支障は御座いません。★★

　ウィギン女史と言えば、「少女レベッカ」「レベッカの青春」「ケレー家の人々」が代表作です。パッと頭に浮かんだ方は、昔の家庭小説通でおいでと存じます。

　上記作品、全て大好きなんです。赤毛のアンや、若草物語のシリーズを愛する方には、間違いなくクリーンヒットするものばかりと存じます。

　こちらは、元気いっぱいのレベッカやナンシーとは違って、病弱なキャロルが生まれてから亡くなるまでの、穢れ無き、心優しい少女の物語です。

　キャロルはほんの2歳ぐらいから、周りの家族に「どうぞ」が出来るんです！自分が食べる前に、お兄さんに食べさせてからでないと、口にしないんです。少し大きくなると、巡回図書館を作って病気の子供達と文通したりします。

　小さなお子様でどうぞが出来る子って、凄い！勿論、親御様の教育が素晴らしいのだろうな、と思いますが、基本的に子供自身がそうしたいと思わなければしないと思うんです。

　人から受けた嬉しい事、有難い事は心に残ります。そして、何処かで自分も人に優しくしなければ！と思うのです。

　キャロルは、その思いやり深い性質で、寝たきりの子供でありながら、周りに良い影響を与え続けます。

　お隣の貧しいラッグルズ家の子供達をクリスマスに招きたい、プレゼントも買いたいから、自分の贈り物を減らして、その分のお金を下さいと父親に頼むのです。

　ハリーポッターのダドリーと真逆なこの発想！ダドリーは、甘やかし放題の親から30個以上プレゼントを貰っておいて、去年より少ないと怒って暴れ出すとんでもない子供でしたが。

　長期個人保管の大変古い本です。状態は、上記★書きと、画像よりご判断下さい。

　古い本にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。

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